【書評】47都道府県の発酵文化論”日本発酵紀行”!発酵食品の数だけ文化がある!

書評

本日もおつかれっす(__)
日本一周キャンピングカーで回りたい、かぼちゃコロッケです!

今回は小倉ヒラクさん著”日本発酵紀行”を読んで紹介したいと思うます!

同じく小倉ヒラクさん著の”発酵文化人類学”の書評もあるのでぜひご覧ください!

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日本発酵紀行|概要

小倉ヒラクさんが自分の足で回った、日本の発酵文化について述べられています!

発酵文化人類学”では、文化人類学や歴史と発酵の関連についてという感じ。

日本発酵紀行”は、もっと発酵だけに集中して各地域の発酵文化に着目している

という感じです。

1.味覚の記憶 東海の旅

地域に根付いており、みんなに浸透している味覚がある!

  • 愛知・岡崎の八丁味噌
  • 三重・鈴鹿の豆味噌

2.現代空間のエアポケット 近畿の旅

蔵の空間は日常とは違う雰囲気を醸し出していることを入ることで感じる。

  • 和歌山・湯浅の金山寺味噌
  • 京都・大原のしば漬け
  • 大阪・守口の守口漬け、摂津富田の富田漬け

3.魚と酢の通り道 瀬戸内の旅

生魚本来のフレッシュさをキープしつつ、適度な保存性を持たせた酢漬けの文化。

  • 広島・尾道の米酢
  • 岡山・日生のママカリずし
  • 鳥取・智頭の柿の葉ずし
  • 愛媛・五色浜のいずみや

4.微生物の誘う声 離島へ

閉ざされた離島では限られたローカル素材を徹底的に活用する。

  • 伊豆諸島・青ヶ島の青酎

5.旅の身体感覚 北へ

土地ごとにテクスチャーが異なり、旅をすることで季節の変遷を体で感じとる。

  • 栃木・今市の日光みそのたまり漬け
  • 福島・会津若松の三五八漬け
  • 富山・射水の墨作り
  • 新潟・妙高のかんずり
  • 秋田・八森のしょっつる、ハタハタのいずし
  • 北海道・標津の山漬け

6.ご当地スタンダードの発酵おやつ 関東の旅

それがなければ日々の暮らしが味気なくなる。親世代から受け継がれるローカルミーム。

  • 群馬・高崎の酒まんじゅう、前橋の焼きまんじゅう
  • 神奈川・川崎大師のくずもち

7.発酵から見た経済史 日本の近代化を見直す旅

日本酒は日本においても重要な税源であり、日本全体で維持してきたものである。

  • 兵庫・淡路島の清酒
  • 香川・小豆島の木桶、醤油
  • 徳島・吉野川流域の阿波藍

8.辺境を生きる知恵 九州の旅

朝鮮など海外の地とも近い九州では、知られざるガラパゴス発酵があった。

  • 宮崎・日南のむかでのり
  • 熊本・阿蘇のあかど漬け
  • 長崎・対馬のせん団子
  • 佐賀・呼子の松浦漬け

9.記憶の箱舟

記憶を伝達するのは言葉だけではない。食べることは学ぶこと。つくることは思い出すこと。

日本発酵紀行|印象に残った言葉

テクノロジーの光が世界中を照らし、豊かな世界を映し出した。
(中略)
けれど光が届かない暗がりの中にまた違うカタチの豊かさがある。
その豊かさは土地の数だけ、幸せを願う人の数だけある。

引用 日本発酵紀行より

「いかに死なずに生き延びるか」が至上命題とされた時代が終わり、成熟した日本に生きる僕たちの次の命題は、「いかに希望を持って生きられるか」になるのだろう。

引用 日本発酵紀行より

この「無い」状態を「有るようにする」意志こそが生きたデザインの源泉だ。
文化は「危機によって消える」のではなく「危機だから生き延びる」もののはずだ。

引用 日本発酵紀行より

日本発酵紀行|まとめ

”発酵文化人類学”は話口調の書き方だったのに対し、

日本発酵紀行”では、話口調もありながら各地域の情景が想像できるよう抽象的な表現でなされており、小説のように読み進められます。

日本全土の地域ではぐくまれてきた発酵文化は、島国だからこそ生まれたものもあります。

8章までは各発酵食品の経緯や作り方などを細かく書きつつ、小倉ヒラクさんの人生観についても述べており参考になりました。

いつか聖地巡礼してみたいですね!
頼んだら見学できるんでしょうかね?

発酵文化に触れたくなる一冊でした!ぜひお読みください!

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