【書評】ミステリー×ファンタジー×ドキュメント!居場所のない子供たちが現実と向き合う物語!”かがみの孤城”紹介【ネタバレなし】

書評

本日もおつかれっす(__)
かぼちゃコロッケです!

今回は辻村深月著”かがみの孤城”の紹介です!

友達に「めっちゃ泣ける(´;ω;`)」って紹介されて買ったんですが、
めっちゃ泣きました(´;ω;`)

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まえおき|現代における孤立化

孤独死孤食の問題は現代ではかなり深刻です。

高齢者から子供まで広い世代にその対象となる方がいる。

昔は集落全体で団結して生活していたため、孤立することも少なかったが、
裏を返せば周りに合わせないと生活ができなかった。

現代は一人でも生活ができるようになったが、他者とのつながりを積極的に望まなくなりました

子どもだと自分のいる環境を選びにくく、1つの環境がダメだと感じることがあるかもしれない。

それでも世界は広いんだと、いくらでもグループは作れるんだと、この本から勇気をもらえます!!

「辻村深月」かがみの孤城|概要

2017年5月15日に第1刷がポプラ社から発行されました。

2018年本屋大賞第1位をはじめ7冠に輝いており、辻村深月の最高傑作と言われた作品です!

本作でも若い子供たちが主人公であり、不安定で清い子供の心情が見事に表現されています(>_<)

あらすじ

いじめが原因で不登校になっていた安西こころの前に突然現れた輝く鏡。

鏡に触ると中には立派なお城と狼のお面をかぶった謎の少女。
こころと同じく現実に居場所をなくした7人の子どもたちが集められていた。

「鍵を見つけたやつの願いをなんでも1つ叶えてやる」

「ただし、願いを叶えられるのはこの中の1人だけ」

引用『かがみの孤城』より

鏡の世界が存在するのは1年間。鍵を見つけた時点で鏡の世界もなくなる。

同じ悩みを抱えていた子供たちは段々と、鏡の世界での生活に自由を感じるようになる。

鏡の世界がなくなったらまた現実の世界に戻らなければならない葛藤
逆らうことができない現実への焦燥感

なぜこの7人が選ばれて、この場所に連れてこられたのか?
7人が現実と向き合うごとに、『かがみの孤城』に隠された謎が明かされていきます!

あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた―― なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。

引用 ポプラ社「かがみの孤城」より

著者「辻村深月」

著者の「辻村深月」さんは2004年に『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞してデビュー。

他の著書に『ツナグ』『スロウハイツの神様』『鍵のない夢を見る』など多数。

ミステリー作家としてデビューした辻村さんの実力が遺憾なく発揮されており、
物語中に張り巡らされた伏線が最後につながる気持ちよさが最高です!

二度読みすると「なるほど、だからか」と思う点も!

作風としては、若者の微妙な心情、思春期独特の揺れ動く気持ちを捉えた透明感のある文章が特徴。また、最終的に(紆余曲折で登場人物の不幸があっても)アンハッピーエンドの作品はほとんどない。

引用 wikipediaより

主な登場人物

  • ココロ・・・主人公。中学一年生。信じていた友達に裏切られ、いじめを受けるようになってから不登校になる。母に進められフリースクールに通うようになるが、なかなかうまくいかない。
  • リオン・・・中学1年生。ハワイにサッカー留学している。幼いころに姉を亡くしており、母とうまくいってない。本当は日本の学校に通いたかったが母に言えていない。
  • アキ・・・中学3年生。明るく溌剌とした性格。かなり思ったことを直接言ってしまうため物語の中でもトラブルを起こしてしまうことがある。
  • フウカ・・・中学2年生。言葉遣いがきつく、とっつきにくそうに見える。心根はやさしくココロも徐々に気を許すようになる。
  • マサムネ・・・中学2年生。ゲームが好きで生意気な部分がある。プライドが高く、皮肉のきいた言葉をかけることがあり反感を買いやすい性格をしている。
  • スバル・・・中学3年生。背が高く、そばかすが特徴的なあか抜けない少年。優しくて紳士的な性格ですが、途中でやんちゃな見た目にイメチェンして周りを驚かせた。
  • ウレシノ・・・中学1年生。小太りで気弱な性格。かなり女の子に惚れやすく、城の3人に次々と告白している。疎まれ続けてもめげずにアタックし続けます。
  • オオカミさま・・・ 「鏡の城」に集められた7人のお世話係兼お目付け役のようなもの。見た目は小学生低学年の女の子で、作中では常にオオカミのお面をつけている。

「辻村深月」かがみの孤城|魅力

全554ページのかなり分厚いですが、読む手が止まらない作品です(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

ミステリー×ファンタジーなのに、現代の社会に切り込んだような内容は

最後までワクワクしながら見ることができ、最後まで読むと伏線回収でもう一回読みたくなる!

張り巡らされた伏線

ネタバレにならないように伝えられることが難しい。

なんでこの7人が集められたのか?なんで集められたのか?が『かがみの孤城』一番の謎です!

これに関しては読んで、段々とわかっていく感覚を味わっていただきたい(#^^#)

城の生活に満たされた気持ちと現実に戻らないといけない葛藤

鏡の城がなくなる条件は、「1年間経つ」もしくは「鍵を見つけて願いを叶えること

現実に居場所がない7人の子どもは、段々と城での生活に居場所を感じてきます

しかし、月日は刻一刻と過ぎていき、お城がなくなるまでもう少し。。。

1年間で7人の子どもたちが成長する姿鏡の世界との関係はどうなるのか。

見どころです✨

ひとの優しさと社会の闇

まえおきでも述べたように、現代では孤立化する問題がぬぐい切れません。

それは接する人がいないことが原因なのではなく、例えいたとしても周りから浮いてしまう、周りからの圧に耐えられないなどきっかけは千差万別です。

『かがみの孤城』では、社会(学校)にうまくなじめず孤立化してしまった子供たちの心情を見事に表しています。

子どもそれぞれが別の原因で居場所を無くして鏡の城にきており、「その現状に立ち向かうもの」、「鏡の世界に安堵するもの」、「願いを叶えようとするもの」など子供の行動も様々

そんな中で、子どもたち同士がぶつかり親密になることで仲間の存在に気づき、
広い視野を持つことで現実でも自分に味方がいることに気づく

現代の社会の闇と人間関係が複雑に絡み合う涙なしでは見られない小説でした(´;ω;`)

「辻村深月」かがみの孤城|まとめ

今回は辻村深月著”かがみの孤城”の紹介でした!

人間関係×社会の闇がテーマに感じました!

ミステリー×ファンタジー×ドキュメントみたいな様々な要素が組み合わさり、現代の問題を表現する考えさせられる小説でした(; ・`д・´)

「なるほどな!すっきり!」って思ったら、最後に「うそでしょ?!」って最後の最後まで気が抜けずに何度も騙されるので、ミステリー好きからすると大好きでした!!!

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